2022年7月5日 14:10-17:10
東京大学 武田先端知ビル 武田ホール / zoomハイブリッド
Society5.0からその先の未来社会には、我々の暮らす物理世界と、情報通信のサイバー世界を仲立ちする電気機械デバイス・システム「センサ・アクチュエータ」の存在が欠かせません。東京大学では、武田先端知ビルスーパークリーンルーム(武田SCR)を核に、産学官に開かれた半導体デバイス研究のオープンプラットフォームを整備運用し、規模を拡大してきました。
本年4月1日、工学系研究科に新しく、附属ナノシステム集積センター(NanoHub)が発足しました。ナノテクノロジー・量子技術・MEMS・NEMSなどの研究領域における優れたインフラとしてのクリーンルームとそこに設置されている多くの装置群をより活用して研究を進展させ、新たな知を生み出すとともに、微細加工装置から分析機器に至るまで東京大学の保有するナノテク関連の研究資源を実質的に集結させ、学内外の先生方のみならず、産業界にも利用していただき、社会に開かれた浅野キャンパスの中心的な存在としてより活性化させることを目的とします。
更に本年7月1日には、武田SCRに集うナノテクノロジーに関する先端知を生かして、更に高度な技術として発展させるための研究を行う拠点として、附属システムデザイン研究センター(d.lab)基盤デバイス研究部門に寄付講座「ナノシステム集積技術の創製」が設立されます。相次いで成立した二つの新しい仕組みは、同じ目標に向かって進むものです。そこで、発足を記念してシンポジウムを企画いたしました。
未来社会をデバイスから創りたい方、システムとして実装したい方、幅広い興味の方々の聴講を歓迎します。
14:10 | 開会・来賓挨拶 (司会:三田 吉郎 教授 東京大学) |
齊藤 延人 東京大学 理事・副学長 | |
染谷 隆夫 東京大学 工学系研究科長 | |
江頭 基 文部科学省 研究振興局 参事官(ナノテクノロジー・物質・材料担当) | |
黒田 忠広 東京大学工学系研究科附属システムデザイン研究センター長 | |
14:25 | 拠点概要紹介 |
ナノシステム集積センター概要紹介 センター長 高橋 浩之 教授 | |
寄付講座概要紹介 三田 吉郎 教授 | |
14:50 | 基調講演|
「先端CMOSデバイスの動向と3次元集積技術」 高木 信一 教授 東京大学 電気系工学専攻 | |
15:50 | 特別講演 |
Venture Incubation History in NIR sensor with open cleanroom in Univ. Paris East CNRS ESYCOM/ESIEE, Univ. Paris Est. Professor Tarik Bouroina | |
「バイオエレクトロニクスと武田SCRを利用した ベンチャー展開への展望」 田畑 仁 教授 東京大学 バイオエンジニアリング専攻 | |
「《成功の可能性を分かち合う》 武田SCRによる集積MEMSアジャイル研究紹介」 三田吉郎 教授 |